登山者にプレゼントする記念バッジ
天栄村が誇る日本三百名山の二岐山の第39回山開きは6月4日に行われ、午前8時から橅山荘駐車場で先着400人に記念バッジをプレゼントするほか、希望者に二岐温泉の日帰り入浴を300円で利用できる割引券を配布する。
二岐山は標高1544・3㍍の男岳と1504㍍の女岳が二股に分かれて見えることからその名が付けられており、うつくしま百名山にも選定され、縁結びの山ともいわれている。
男岳山頂付近ではアマズシャクナゲやサラサドウダンなど多くの高山植物が群生し、眼下には羽鳥湖高原、天候に恵まれれば飯豊連峰や磐梯山、猪苗代湖、那須連峰まで見渡すことができる管内でも人気の高い山の一つ。
昨年の山開きには300人超の登山客が訪れ、山の自然と温泉などを楽しんだ。
配布する記念バッジは二岐山を背景に、村のマスコットキャラクターであるふたまたぎつねや、村の花のリンドウのイラストが描かれている。裏面は山開きの日付と二岐山の標高を記す。
今年の安全祈願祭は6月2日、関係者のみが出席し橅山荘駐車場で開かれる。
なお登山時は行方不明となったりしないよう、経験を過信せず複数人で行動することやGPSを装備するなど万全な対策が求められる。またクマの被害に遭わないよう、クマ除けの鈴やラジオの活用など呼びかける。