完成したばかりの体育館で行った壮行会
須賀川一中の新体育館(秀麗体育館)は15日から供用開始し、初日は中体連岩瀬支部総合大会と県中地区陸上大会の壮行会が開かれた。
同校の体育館は一昨年2月の県沖地震で柱が大きく傾くなど深刻な被害を受け、同年から解体・新築工事を進めてきた。
秀麗体育館は鉄筋コンクリート一部木造平屋建てで延べ床面積は1258・63平方㍍。
昨年度卒業した岩淵美涼さんが書いた「秀麗」の文字がステージ脇に掲げられ、体育館外側の12本の柱には生徒が手掛けたアートデザインが飾られている。
全校生239人は真新しい木材の香りと、明るい印象に生まれ変わった体育館の完成を喜びながら会に参加した。
壮行会に先立ち齊藤俊明校長は「ついに体育館が完成した。須賀川市や工事を担当した橋本組などの尽力のおかげであり、感謝の気持ちを忘れず、これから長く使用していけるようきれいに使うことを心がけてほしい」と述べた。
また滝口鈴音生徒会長と長坂美緒副会長は阿武隈時報社の取材に対し、「今まで代わりに使っていた中央体育館までの移動が大変だったので、自由に使える体育館ができてうれしいです。体育や部活動、秀麗祭もこの場所でできるようになるので、今から楽しみです」と喜びを語った。
壮行会は野球やサッカー、バレーボールなど各部が大会への思いなど発表し、応援団が活躍に向けエールを送った。