【速報】4月の凍霜害 須賀川市内は被害面積57㌶・被害総額1億4324万9000円で被害最大 支援策も示す

農業鏡石町須賀川市

 県は4月4、10、25の3日間に県内24市町村で発生した農作物等の被害状況をまとめ、農業等災害対策補助事業と資金貸付による支援策を示した。
 このうち須賀川市内の被害状況は日本ナシが被害面積25・0㌶、被害額7956万8000円、リンゴ29・0㌶、5617万円、モモ2㌶、662万1000円、カキ1㌶、89万円で、被害総面積は57㌶、被害総額は1億4324万9000円に上り、県内24市町村のうち最も被害が大きかった。
 鏡石町はリンゴ4・9㌶、666万8000円、日本ナシ2・5㌶、585万3000円、西洋ウメモドキ0・5㌶、132万8000円で、被害総面積は7・9㌶、被害総額は1384万9000円に及んだ。
 農業等災害対策補助事業のうち、農作物等生産確保対策は、樹草勢回復のための肥料や追加防除のため必要な農薬、被害を受けた農作物の改補植等のための種苗について市町村とJA、農業者組織などが主体となり、県と市町村がそれぞれ3分の1以内を補助する。
 また特認事業として結実を確保するため必要な人工受粉用花粉と、凍霜害の発生防止のための防霜資材も同様に補助する。
 農家経営安定資金(小災害資金)は凍霜害により被害を受けた農業者等が農業経営の維持安定を図るための資金を融通するもので、限度額300万円以内を利率0・7%以内で貸し付ける。

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