岩農生らが図柄に合わせ測量 11年目のかがみいし田んぼアート 27日の田植え参加者も募集

中学・高校農業鏡石町

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    正確な測量を目指す生徒たち

 岩瀬農業高環境工学科測量専攻班の3年生12人と鏡石建設業協同組合(測量士)は22日、鏡石図書館北側の田んぼアート会場で、今年の図柄に合わせて田植えをするための測量作業をスタートした。
 「窓から眺める絵本~もう一つの図書館~」をコンセプトに「福幸(復興)」のシンボルとして取り組んできた同事業は11年目を迎えた。今年は原点回帰の意味も込めて「唱歌”牧場の朝”のまち」をテーマに掲げ、アニメーションクリエイターの湖川友謙さんが手掛けたデザインを天のつぶ、各色の古代米など6色10種類の稲を使って表現する。
 作業は福島市の草野測器社に務める同校OBも協力し、測量機を使って位置を確かめながら目印となる杭を田んぼに刺していった。
 測量機を操る生徒らは「もう少し後ろ」「3㍉左にずらして」など指示を出し、杭を打つ生徒らは泥だらけになりながらもできるだけ精密な位置を目指し、測量を進めていた。
 杭は約4000本打ち込む予定で、生徒らの作業は23日まで、組合による作業は25日まで続く。
 この後は27日午前9時から4年ぶりに開催する「豊作祈願・田植え祭り」で田植えを行い、アートの土台を完成させる。
 町内外から田植えに参加する希望者約200人を募っており、参加無料で誰でも応募できる。長靴、ゴム手袋、着替え、タオル、雨具、飲み物など持参する。特典として豚汁と昨年度の田んぼアート米を使ったおにぎりを振る舞う。
 問い合わせ・申し込みは町産業課内の事務局(℡ 0248-62-2118 )まで。

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