天栄村道の駅「季の里天栄」27日リニューアルオープン 28日は県内道の駅大集合も

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    これまで以上に広々とした店内
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    27日リニューアルオープンする道の駅
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    新しい食堂の味を確かめる村議たち

 天栄村大里地内の国道294号沿いに新築した道の駅「季の里天栄」の完成記念式典は27日午前10時から行われ、終了後にリニューアルオープンを迎える。翌28日は午前10時から県内道の駅5施設(羽鳥湖高原・安達・下郷・平田・古殿)の協力による販売会も実施し、各地の魅力あふれる特産品が大集合する。
 安定した雇用の確保、地域産業力の強化、新しい人の流れの創出などを目的に、生産者や商工関係者、主婦など幅広く意見を聞きながら建設に向け準備を進め、昨年5月に着工し、今年3月に竣工した。
 造成工事などはおおき建設が担い、設計を水上設計、本体工事は渡辺建設天栄支店が手掛けた。
 鉄骨平屋建てで延床面積は698・80平方㍍あり、売り場面積はこれまでの約2倍となった。駐車場は思いやり駐車場や大型車用を含む86台分と、これまでより多くの来場者を受け入れることが可能となった。
 杉の無垢板を使用した外観は自然の温かさを感じさせ、内観は白を基調に広々とした印象で、棚は木製を多く配置している。
 食堂は42席分あり、松崎酒造の廣戸川の吟醸酒粕と、鈴木醤油店の熟成醤油・味噌を漬け込んだ肉を使用する「天栄吟醸焼き丼」、特産品の長ネギやヤーコンを使ったギョウザ定食、スタンダードな山菜そばやとんかつ定食などが並ぶ。米は村の誇る天栄米を使用する。
 また会津若松市の老舗「牛乳屋食堂」監修の「ミルクみそラーメン」や「ホルモン炒め」「ソースカツ丼」も提供する。
 コーヒーは欧州最大のカフェブランド「コスタコーヒー」を採用し、テイクアウトも利用できる。
 商品ラインナップを広げるためのテナントは、村内のKIRAKUがクレープなど、郡山市のふくめぐみが調理パンなど販売する。
 オープン記念で27、28の両日は先着各300人に天栄米キューブ(300㌘)をプレゼントする。
 オープンを前に村議会議員らは22日に内覧し、建物の出来栄えや食堂のメニューを確かめ、村の新たな魅力発信拠点の完成に期待感を高めた。
 完成記念式は添田勝幸村長があいさつし、来賓の服部晃村議会議長らが祝辞を述べ、テープカットで祝う。また県測量設計業協会が標高碑を贈呈する。
 営業時間は午前9時から午後5時半までで、食堂は午前11時から午後3時まで開く。
 問い合わせは同店(℡ 0248-81-1455 )まで。

隣接地には防災備蓄倉庫

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    隣接する防災備蓄倉庫

 道の駅「季の里天栄」のリニューアルは、村が進める「てんえいふるさと公園整備事業」の一環であり、建物に隣接して防災備蓄倉庫を設置した。
建築面積149・4平方㍍で工事は丸大建設が請け負い、昨年3月に着工、同12月に完成した。
村民約5000人が3日間食べられる非常食等を保管しており、気密性の高さなどが特徴となる。役場に隣接する既存の防災備蓄倉庫と分散して備えることで、あらゆる災害に対応できる体制を整える。
また災害時は道の駅施設を一時避難場所としても活用し、防災備蓄倉庫は救援物資を配給する基地の役割を担う予定。

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