橋本市長に鋭いけりを披露する珀翔さん 活躍を報告した珀翔さん(右1)、旺恭さん(左1)
4月29、30の両日に埼玉県で行われた春季全日本空手道選手権大会の男子小学4年重量級の部で優勝した舘野珀翔さん(須賀川一小)、同6年の部で3位入賞した舘野旺恭さん(同)は19日、市役所で橋本克也市長に大会の感想などを報告した。
兄弟である2人は須賀川市「一撃」空手道スポーツ少年団に幼稚園児だった約6年半前に入門し、現在は県大会など各種大会で活躍している。
全日本選手権は極真空手道連盟極真館が主催し、全国から集った約700人が稽古の成果を競った。
2人は得意の下段回し蹴りを武器に海外選手などとも戦い、他選手を圧倒する活躍をみせた。
珀翔さんは「決勝戦で技ありを取れて優勝できてうれしかったです。5、6年生でも優勝できるよう、下段だけでなく中段、上段回し蹴りもマスターできるようこれからも練習を頑張ります」と力強く語った。
旺恭さんは「簡単に技が決まらない全国大会の厳しさを学びました。家でも練習をもっと真剣に頑張り、次の大会ではリベンジして優勝したいです」と述べた。
旺恭さんは全日本の強化選手に選ばれており、学年が上がれば珀翔さんも強化選手入りが有力視されている。強化選手は2年後に国内で開かれる世界大会に出場予定で、「世界一を目指したい」と2人は闘志を燃やす。
報告は2人のほか両親と「一撃」空手道の古川達也代表も同席した。
橋本市長は「活躍を誇りに感じる。これからも頑張ってほしい」と激励した。
報告会では2人が技を披露する一場面もあり、橋本市長はキックミットで鋭いけりを受け止め、「活躍を実感できる素晴らしいけりだ」と笑顔でたたえた。