県警逮捕術で須賀川署3位 警棒の部で宗田巡査が優勝

警察須賀川市

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    大会で活躍した選手たち

 県警逮捕術大会は22日、福島市の県警察学校で行われ、須賀川署は団体1部で平成13年以来の入賞となる3位、女子個人警棒の部で宗田遥巡査(23)が優勝する快挙を果たした。
 県警本部、県内各署から約220人が出場し、日頃の訓練成果をぶつけ合った。
 須賀川署は今月1日から本格的な訓練を開始し、主将の杉原慎也警部補を中心に業務の合間で激しい稽古に臨む声を毎日のように響かせていた。
 本番では各選手が気迫に満ちた試合を繰り広げ、より規模の大きな警察署にもチームの絆で打ち勝った。
 全署員とともに選手らを出迎えた小幡尚一副署長は「厳しい指導による訓練の成果が現れた。今日は美味しいお酒でゆっくりと休み、明日からまた業務に励んでほしい」と満面の笑顔でねぎらった。
 監督の大和田史佳警部は「1本取られても粘り強く攻め続け、逆転勝ちする選手もおり、訓練を通じて鍛えた不屈の精神や窮地でも創意工夫を重ねる姿勢は、必ず日々の業務でも市民のために活きてくると確信している」と述べた。
 また宗田巡査は「優勝目指して稽古に励んできた。1試合目は緊張が残っていたが、2試合目からは振り切って全力を出し尽くすことができた。訓練で培った気迫や気力でこれからも市民の安全を守るよう励みたい」と喜びを語った。
 なお優勝はいわき中央署、準優勝は福島署だった。
 団体出場選手は次の通り。
 佐久間大警部補、杉原慎也警部補、石原浩司警部補、松下典広巡査部長、佐藤亮祐巡査部長、星飛雄馬巡査長、渡部憧英巡査