ナタネの6次化商品「なたねラー油」と「菜の花うどん」完成 かがみいし振興公社

地域振興鏡石町

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    完成した「なたねラー油」と「菜の花うどん」
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    商品を試食する木賊町長たち

 かがみいし振興公社は町のナタネを使った6次化商品として「かがみいしなたねラー油」「菜の花うどん」を完成させた。30日に町役場で報告を受けた木賊正男町長は、商品を試食し「ラー油は何にでも合いそうなほど美味しく、うどんもコシがあり絶品だった。多くの人にまず味わっていただきたい」と絶賛した。
 町は耕作放棄地の有効活用を目的に「荒れ地に花を咲かせましょう」のコンセプトのもと、ナタネとエゴマを栽培・搾油する「かがみいし油田計画」を平成29年度から実施している。
 振興公社は町産ナタネ油「なたねの雫」を使った新たな名物を生み出すべく、昨年から開発に取り組んだ。
 開発に当たって町地域おこし協力隊の小柳拓未さんが味などアドバイスし、パッケージデザインは妻比呂さんが考案した。
 「ラー油」はいわゆる「食べるラー油」タイプの商品で、「”かがみいし”を召し上がれ!」のキャッチフレーズのもと、ナタネ油やニンニク、タマネギ、落花生、唐辛子など町産品をふんだんに使った。開発段階で5段階の辛さから、子どもや高齢者でも美味しく食べられる2段階目の辛さを採用した。柔らかめの食感が特徴で、白米やラーメン、冷や奴にかけるのもおすすめだという。
 「菜の花うどん」は菜の花の黄色を生かしたシンプルで健康的な商品として、花びらと小麦粉、塩のみで製造した。試食ではジャージャー麺風にして好評を得た。
 価格はラー油が100㌘480円で30日から、からかんかんてらすで販売開始した。うどんは180㌘250円で近日中に発売する予定。
 報告会は木賊町長のほか、小貫秀明副町長、地域おこし協力隊の小柳夫妻が出席し、振興公社の長田守弘理事長が「中華風や洋風など幅広いアレンジができるので、小柳夫妻の協力を得ながら考案したレシピを付属させたり、QRコードで調理動画を付けるなどしてPRしていきたい」とアピールした。
 このほか今月からかんかんてらすで「鏡の雫」を始めとする酒類の販売を開始したことを報告した。

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