表彰を受ける功労者たち
第72回県消防協会須賀川支部幹部大会は30日、市文化センターで開かれ、精勤章など表彰し、地域防災の中核として、消防の使命達成に邁進することを誓った。
約200人が出席し、国歌斉唱、物故者への黙とうに続き、善方明夫支部長が「消防団員は地域防災の中核であり欠くことのできない存在として大いに期待されている。大会を契機に自らの地域は自らで守る郷土愛護精神、崇高な使命感のもと、一致団結してさらなる活躍をしてほしい」と式辞を述べた。
小貫薫県中地方振興局長があいさつし、国県等表彰を披露、精勤章、勤続章、有料消防分団表彰、退職者感謝状を代表者に授与した(受賞者は後日、紙面に掲載)。
受賞者を代表し天栄村の大木翔太3分団第3班班長が「全国で災害が多発する中、地域に密着した消防団の役割や期待は大きくなっている。受賞を期に任務の重要さを再認識し、住民の付託に応えるため一層励んでいく」と謝辞を述べた。
大会宣言は、東日本大震災・原発事故を決して忘れないこと、全国で自然災害が大規模・多様化する厳しい状況を十分に認識し、地域住民の安全・安心の確保へ、伝統の消防精神を堅持し、火災予防・災害対策など充実強化に努め、消防の使命達成に邁進する決意を新たにした。
また、それら使命の実現に向けた体制整備などを目指す3項目の決議案を採択した。