歴史民俗資料館で「資料からみる戦争」展

展示文化須賀川市

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    遺品などの資料が並ぶ会場

 須賀川市歴史民俗資料館の夏季企画展「資料からみる戦争」は3日から9月1日まで、旧長沼町から出征した兵士が遺した日章旗や写真、軍事郵便など約20点が並んでいる。
 資料のうち武運長久を祈る日章旗の寄せ書きは、海軍機関兵曹として召集され、硫黄島の戦いで戦死した故中山光雄さんに送られたもの。終戦から41年後の昭和61年7月にアメリカのシアトルにあるアンティークショップで販売されているのを発見した日本人大学生が朝日新聞に投書し、生家に届けられた経緯を持つ。
 会場には資料とともにそうしたエピソードも紹介されており、戦争と平和について改めて考える機会を提供している。
 入場は無料。開館は午前9時から午後5時まで。休館は土・日曜日と祝日。
 問い合わせは同館(℡67―2030)まで。