内閣府と国交省が連携する自動運転サービス導入支援事業対象に、須賀川市が選定された。新しいカフェや温浴施設がオープンした翠ケ丘公園の芦田塚駐車場から上北町駐車場までの約600㍍区間を、令和9年度を目標に自動運転車両走行を目指す。
自動運転を主とした支援事業選定は、岩手県陸前高田市に続いて東北2例目。
市は利便性向上やにぎわい創出のため、今年度は市や国、あおいなどが参加する協議会設立と事業計画策定、令和6年度から技術実験に移り、令和9年度まで実証実験を繰り返して安全確保などを図り本格導入につなげていく。
翠ケ丘公園憩いの広場などは市とあおいが都市公園として県内初のPARKPFI協定を締結し、昨年にカフェ、今年は温浴施設がオープンし、新しい魅力を創出している。
週末を中心に多くの来園者・利用者が市内外から足を運び、芦田塚駐車場(77台収容)が満杯となることが多く、近隣駐車場から同エリアへの移動手段確保などが課題の一つとなっていた。
今回の自動運転乗り物運行により混雑緩和だけでなく、あらゆる人に優しい都市公園を目指す。
国の自動運転サービス導入支援事業は、平成30年度から実施している未来技術社会実装事業の一環で、人工知能や自動運転、ドローンなどの導入を目指す市町村を技術や運転事業者紹介などで支援している。