7月16日から夏の県民総ぐるみ運動 子どもや高齢者を守ろう 悪質・危険な運転根絶へ

交通鏡石町須賀川市

  • 画像
    パトロールに繰り出す警察官たち
  • 画像
    買い物客に交通安全を呼びかける木賊町長
  • 画像
    フクレンジャーを背景に披露したフラダンス

 「運転はゆとりとマナーの二刀流」をスローガンに掲げる夏の交通事故防止県民総ぐるみ運動は16日から25日まで、全県下で啓発活動などを実施する。須賀川署と須賀川・岩瀬地方交通安全関係団体は運動に先立ち、13日にイオンスーパーセンター鏡石店で運動出動式を行い、子どもや高齢者などを交通事故から守り、飲酒運転や速度超過など悪質・危険な運転の根絶へ機運を高めた。
 地区交通3団体、須賀川署、各市町村交通対策協議会、鏡石交通安全母の会など約100人が参加した。
 赤松正広署長は、今年に入って管内で交通事故が増加傾向にあり、予断を許さない状況と説明し、特に交通量の多い国道4号などで交通機動隊と連携して速度違反等の取り締まりを強化するほか、後を絶たない飲酒運転の根絶に向け、歓楽街や郊外での検問などを徹底するとして、「悪質・危険な運転を家庭、地域、職場ぐるみで対策し、真に安全・安心な地域づくりへ協力をお願いしたい」とあいさつした。
 大木正弘交通安全協会長は参加者に対し「皆さん一人ひとりが地域のリーダーとなり、街頭活動で交通安全意識の高揚を図ってほしい。1件でも悲惨な事故を減らせるよう努力したい」、木賊正男町長は「暑さも厳しく、行楽シーズンを迎える中、無謀運転が増えると予想される。交通ルールの徹底とマナーの向上をこれまで以上に進めるため、一層の協力をお願いしたい」と呼びかけた。
 会場には3市町村のマスコットキャラクターと県警の「福ぼうしくん」も集まったほか、県警と県交通安全協会が制作したオリジナルキャラクター「交通安全ふくしま 5つ星 フクレンジャー」の5戦士の等身大パネルとのぼり旗も飾った。
 さらにアトラクションで、えみフラスクールの7人が「フラガール―虹を」など3曲のフラダンスを披露し、運動に対する市民の関心を高めた。
 鳴澤康之鏡石駐在所長が赤松署長らに出動申告し、白バイやパトカーが危険運転防止のため町内に繰り出した。
 またシートベルトや自転車のヘルメット着用を促す啓発チラシなど買い物客に配り、国道4号線ではハンドプレートでドライバーに交通事故防止を呼びかけた。
 同日はメガステージ須賀川店でも市交対協や母の会、交通3団体などが啓発グッズなど配り、国道118号線でのハンドプレート掲揚も実施した。
 交通安全協会はこのほか、16日に白方分会と白江分会、20日に天栄支部が道の駅季の里天栄と湯本支所前でテント村作戦を展開し、交通事故撲滅を目指す。