御神白馬を引く稚児行列などの練り供養
天栄村湯本地区の伝統行事「馬頭観音祭」は15、16の両日に行われ、地区住民だけでなくブリティッシュヒルズの外国人スタッフや関東圏の大学生もサポートしてイベントを盛り上げた。
同地区ではかつて多くの名馬を産出していたため馬頭観音を祀るようになったと伝えられており、万願寺に納める木造馬頭観音坐像は県重要文化財に指定されている。
祭りは15日に4年ぶりの宵祭りとして、神輿が地域を練り歩いた。ブリティッシュヒルズに働く外国人8人も法被姿で参加し、「わっしょい」の声で盛り上げた。
16日の本祭は御神白馬を引く稚児行列などの練り供養が行われ、子どもたちが汗を流しながらも元気いっぱいに馬の像を引いて歩いた。
万願寺で護摩焚きを行い、餅まきをして地区の1年間の平和を願った。
村と地域活性化包括連携協定を結ぶシンミドウの手配で地域活動に興味を持つ大学生3人も訪れ、行事を手助けしただけでなく、高齢者サロンや子どもたちとの交流、住民との懇親会なども参加して絆を深めた。