秋季祭典に向けて日程などを確認した協議会
須賀川市の神炊館神社秋季祭典に向けた祭事協議会は23日、関係者ら約40人が出席して諏訪町の神社会館で開かれた。今年は4年ぶりに神社本殿前に参加町内の神輿が勢ぞろいする笠揃を9月9日午後6時45分から、大人神輿巡行は同日午後7時から、本神輿巡行は翌10日午前8時50分から29町内の旗場を巡る。
奥州須賀川総鎮守神炊館神社を代表する祭典の一つで、五穀豊穣や1年の平穏を氏神様に感謝するため、毎年9月第2土曜日を中心に催してきた。
コロナ禍で人が集まる神輿渡御などの祭事は見送ってきたが、今年は5類移行などを受けて対策を図りながらほぼ全ての催しを再開する。
主な祭典は各町内会に旗場を設置する建旗祭が9月2日。9日は氏子総代や祭事常務委員らが参列する例大祭を午前10時から、神社本殿前に参加町内の神輿が勢ぞろいする笠揃は午後6時45分から、大人神輿巡行は午後7時から催す。
翌10日は渡御祭と初輿祭が午前8時から、初御は同50分から本神輿が諏訪町を出発し、午後4時16分の北団地を最後に29町内を巡行する。還御は午後5時から須賀川信用金庫駅前支店前で行う。11日は午前10時からの後祭で締めくくる。
祭事協議会で氏子総代を代表して岩崎重憲さんが「須賀川の神炊館神社の秋季祭典成功に向けて、これからも伝統と思いを受け継いでいきたいと思います。皆さんのご協力をお願いします」、浅川英昭祭事常務副委員長は「いままでいただいたご意見を参考に、4年ぶりの祭典を成功させたい。にぎやかでケガの無い楽しい祭りにしていきたい」とあいさつした。
須田智博神炊館神社禰宜は「春から多くの皆さんに『(秋季祭典を)今年こそは元に戻すんだよね』の声をいただいておりました。皆様のご理解とご協力あっての総鎮守のお祭りです。心からの感謝を申し上げます」と謝辞を述べた。
協議は祭典関係事項、執行日程、神輿渡御順路略図など意見交換し、4年ぶりの通常開催へ各種事項を確認した。