200人超を魅了　平原由唯さんのフルートリサイタル

　須賀川二小、須賀川二中卒で現桐朋女子高音楽科３年の平原由唯さんのフルートリサイタルは23日、市内外から２００人超が来場してｔｅｔｔｅで開かれ、澄んだ音色とピアノが織りなす美しいハーモニーに客席を存分に魅了した。
　須賀川出身で音楽など各分野で活躍する若者たちを応援するｔｅｔｔｅ学生サポート事業。
　平原さんは第６回Ｋフルートコンクール１位など様々なコンクールで入賞し、渡辺聡美、泉真由、神田寛明、上原宏の各氏に師事する。今後の活躍が大いに期待される若手演奏家として注目を集めている。
　リサイタルは開場から10分を待たずに２００席がほぼ埋まり、急きょ客席を増設する好評を見せた。
　桐朋学園音楽学部嘱託演奏員など広く活動する松山玲奈さんがピアノ演奏で共演した。
　プログラムはＥエルガー「愛の挨拶」から始まり、フォーレ「ファンタジー」、ムーケ「パンの笛第１楽章」、ドビュッシー「月の光」など８曲を披露した。
　平原さんは客席に向けて「リサイタルにこんなに多くの皆さんに来場いただきとてもうれしく思います。たくさんの方にクラシック音楽を楽しんでもらえればうれしいです」とメッセージを送り、会場割れんばかりの拍手の返礼があった。