「シン須賀川伝説図」始まる アートと空想力で魅力づくり 東京藝術大学プロジェクト

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    須賀川の古地図を観賞する学生たち

 「アートを通した須賀川という場所の再発見!」をテーマにした、tetteと東京藝術大学(以下東京芸大)プロジェクト・シン須賀川伝説図は25日スタートし、市立博物館で収蔵資料など説明を受けた。複数回のワークショップを通して、空想力を基にした新しい須賀川の魅力づくりに取り組む。
 これまで市と東京芸大はアートに関する様々なプロジェクトでまちおこしの協働作業を継続してきたが、今年度はアートの視点からワークショップを展開していく。
 今回は芸大スタッフの横尾拓郎版画研究室専門研究員をオーガナイザー(主催者)とし、学生ら10人が須賀川入りした。
 博物館では団子山古墳出土品や周辺6郡(白河・石川・岩瀬・田村・安積・安達)の古地図など、同館職員やイベント参加市民から説明を受け、須賀川の歴史について理解を深めていった。
 今回の資料見学や市内史跡探検を通して「記録にない須賀川」について空想を膨らませ、学生たちが「もしかしたらあったかもしれないストーリー」をそれぞれ構想していく。
 ワークショップでは古典的な写真技法である青焼き(サイアノタイプ)を使って、自由な解釈の風景や伝説図を作る。
 それらを基にして空想したストーリーの情報を重ねて一つのマップとして印刷し、「須賀川シン解釈の地図」を作製する。
 8月22、23日に青焼き地図・空想風景のワークショップを制作し、9月16日から完成品を展示する。最終日の10月1日に「展示会を見る会」を開き、堅苦しくないリラックスした空気でディスカッションして新しい須賀川の魅力をまとめていく。
 市は8月のワークショップの参加者を募集している。参加費は一人1000円。問い合わせはtette(℡ 0248-73-4407 )まで。

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