工夫をこらしたショーを展開する高校生
ムシテックワールドの夏休み特別企画「高校生サイエンスショー」は5日からスタートし、工夫を凝らしたステージで子どもたちを楽しませている。
高校生の活躍の場を提供しながら、来場する子どもたちを若者ならでは創意工夫で楽しませる試みで、昨年に続き2回目となる。
このうち5日は岩瀬農業高理科部8人が出演し、「かたい?やわらかい?ダイラタンシー現象の不思議」をテーマにステージを繰り広げた。
ダイラタンシー現象は物体の内部に力がかかり、液体の状態から固体に変化するもの。実験で高校生らは小麦粉を水で溶いた液体を使用し、その液体を張った桶の上を足踏みしたり、勢いよく腰掛けたりしてみせた。
液体でずぶ濡れになると予想していた子どもたちは、予想外の展開に目を丸くして驚いていた。
また来場者から参加を募り、袋に入れた同液体を触ったり打ったりする体験も行い、不思議な現象を楽しんでいる様子だった。
皆川颯汰部長(3年)は「インパクトがあって、安全に楽しんでもらえる実験をしたいと1、2カ月前から準備してきました。子どもたちの『すごい』という声がうれしかったです」、司会の三村恵麻さんは「できるだけ一方通行にならず、子どもたちとコミュニケーションを取るようなつもりで司会をしましたが、子どもたちの予想以上の反応が楽しかったです」と述べた。
6日は安積黎明高化学部が「目に見えない物質やエネルギー」をテーマに実施した。
今後の予定は須賀川創英館高理科部が「冷たい世界にようこそ」をテーマに19日午前11時と午後2時から、須賀川桐陽高理科部が「不思議な水」をテーマに20日午前10時、11時半、午後1時、2時半から実施する。
事前予約は不要で、料金は入場料のみ。
問い合わせは同館(℡ 0248-89-1120 )まで。