全国大会での活躍を誓う選手たち
県大会で活躍し、全国中学校体育大会出場を決めた須賀川市内の4選手は10日、市役所で橋本克也市長に大会での活躍を誓った。
出場選手は水泳の水戸煌稀さん(須一)、陸上の黒田紫月さん(同)、柔道の八巻龍成さん(須三)、剣道の城坂駿太さん(郡山ザベリオ、小塩江在住)の3年生4人。
水戸さんは男子200・400㍍個人メドレーの2種目で2年連続の全国に挑む。県中地区大会から東北大会までいずれも2冠で大会記録を塗り替える活躍をみせたが、自身の目標タイムをストイックに追い続ける。「たくさんの応援やサポートのおかげでまた全国に出られます。東北大会でタイムを落としたのが悔しかったので、それをバネに表彰台を目指します」と話す。
男子共通800㍍に出場する黒田さんは、県中体予選で2分1秒36と全国標準記録(2分0秒50)に届かなかったが、あきらめずに練習を続け、通信陸上県大会で1分59秒82と自己ベストを大きく更新し、悲願を達成した。「標準記録突破は大きな自信につながりました。全国は決勝出場を目標に、今後の陸上する上で財産となるようなレースにしたいです」と意気込む。
八巻さんは県中体の個人73㌔級で圧倒的な強さをみせて優勝し、2年連続全国出場を決めた。昨年は66㌔級だったが、今年は階級を1つ上げた。「より強い選手と戦える分、楽しいです」と笑顔を見せ、「東北大会は3位で悔しい思いをしたので、その分も力に変えて全国では表彰台を目指します」と語った。
城坂さんは小塩江小1年の頃に大東のスポ少で剣道を始めた。昨年の県中体は3位であと一歩全国に届かなかったが、今年は準優勝で念願の切符を手にした。東北大会も県唯一の入賞者として5位に輝く活躍をみせた。「全国は個人でしか出場できなかったので、チームの思いを背負って頑張りたいです」と決意を込める。
橋本市長は「皆さんはいずれも競技だけでなく学校生活でもリーダーシップを取っており、信頼され、目標にされる姿を誇らしく感じる。保護者や指導者、仲間への感謝を忘れず、全国で実力を発揮してきてほしい」と激励した。
全国大会は水泳が17日から香川県、柔道が17日から徳島県、剣道が18日から愛媛県、陸上が22日から愛媛県でそれぞれ行われる。