泥だんごの作り方を教わる子どもたち サイエンスショーで盛り上がる会場
ムシテックワールドの「すかがわサイエンスフェスタ2023」は20日、地域の企業や高校が協力し、どろ団子や竹水てっぽう、高校生の液体窒素を使ったアイスクリーム作り、サイエンスショーなどで子どもたちを楽しませた。
須賀川・岩瀬地方の子どもたちに科学への興味を抱いてもらい、地域の科学の発展につなげることなどを目的に平成29年から毎年、地域の企業や団体、高校の協力を得て実施している。
企業コーナーでは佐藤左官工業所の佐藤和良代表が光るどろ団子の作り方を教えた。子どもたちは佐藤さんに手ほどきを受けながら、カラフルなどろ団子が輝くよう熱心に磨き上げていた。
鈴木造園の「竹水てっぽうをつくろう」では、竹を使った昔ながらの水鉄砲を仕上げた。的を倒す射的にも挑戦し、子どもたちは繰り返し水を補給しながら発射させ、笑い声をあげていた。
また林精器製造が金属のメダルにメッキを施す実験、SUSは「アルミランド」をテーマにメダル作りなどを教えた。
サイエンスショーは須賀川桐陽高理科部が担当し、「不思議な水」をテーマに水酸化ナトリウムとブドウ糖、インジゴカルミンを混ぜた液体の色の変化をもとに酸化の仕組みをわかりやすく伝えるなど、工夫を凝らしたショーを繰り広げた。
清陵情報高科学部は液体窒素を使ったアイスクリーム作りやダイラタンシー実験、須賀川創英館高理科部はエンドレスカード作りをそれぞれ教え、子どもたちとの交流を楽しんでいた。