夢中で折り紙を楽しむ参加者たち
変化していく須賀川でもっと楽しく暮らすために何ができるかを考えるワークショップ「まちをよみ、まちをあそぶ」は20日、tetteでまちなかを盛り上げる実践的イベントが開かれ、幅広い年代の市民が参加してゲームや折り紙などを楽しんだ。
中心市街地活性化の基本的指針である第2期中心市街地活性化基本計画が今年度に計画期間満了となるため、来年度以降の期間を対象とした第3期基本計画策定に向けた全3回のワークショップを企画した。
今年度は「また来たくなる魅力にあふれた街」をテーマに、①休日の回遊性向上②新たに店舗を構える人を増やす③公共施設・空間の民間活用を増やす―の3点を目標に掲げた。
過去2回の作戦会議では「わたしたち市民はまちを構成する施設でどんなことができるだろう」を議題とし、実際のまち歩きを通して気づいたことを可視化し、グループごとに須賀川駅周辺、南部地区、翠ケ丘公園の3カ所を想定したイベントを考案した。
3回目のプレ実施イベントは、須賀川駅周辺グループが「市民一人ひとりがウルトラマン」のタイトルで、駅の待ち時間をボードゲームやフットサル、フリーピアノなどで楽しむ企画を提供した。
南部地区グループは「風流フェス」のタイトルで、同地区の趣きを資源として生かしたにぎわい作りへ、ランタン作りワークショップを企画した。
翠ケ丘公園グループは「個人の好きで作る関係人口18万人」のタイトルで、個人の好きに共感して生まれる小規模コミュニティを地域活性のカギとし、須賀川の文化に育てるべく、折り紙で動物や花作りの時間を提供した。
「まちをよみ、まちをあそぶ」イベントには、家族連れを中心に幅広い年代の市民が参加し、それぞれのゲームなどを楽しんでいた。
今後はプレイベントの実施を振り返り、まちづくりの可能性や展開を語り合い、将来につなげるきっかけを探っていく。