実在のビルを再現する塾生たち 塾生が手づから作成した絵コンテ
第2の円谷監督育成を目指す特撮アーカイブセンターの「すかがわ特撮塾」2期生たちは19、20の両日、10月撮影予定のオリジナル映像で使う街並みのミニチュア制作に挑戦した。
2期生たちは雷エネルギーから考案したオリジナル怪獣「エスターガ」のアクタースーツを手作りし、撮影で怪獣が破壊するミニチュア造型を制作した。
特殊美術講師に現代特撮の最前線でミニチュアワークを手がける福島彰夫さんを迎えた。
福島さんはウルトラマンダイナ、ゴジラFINAL WARS、シン・ゴジラのほか、市内ながぬまラボで撮影したNHK大河ドラマやシン・仮面ライダー、神の筆など多くの作品で特殊美術スタッフや美術デザイナーとして参加し、現代特撮のミニチュアワークを支えている。
2期生は講師の指導を受けながら自主考案・制作した絵コンテをもとに、ホテルウイング須賀川など市内に実在するビルをもとにしたミニチュアを作った。制作したビル群は、エスターガが腕のトゲで切り落としたり、体当たりや尻尾でなぎ倒したりする予定。
破壊しやすいようウレタンを使い、リアルさを追求した窓枠など細部まで工夫を凝らし、10月の特撮撮影に向けて準備を整えている。