夢や願い込め夜空に大輪 4年ぶり通常開催 釈迦堂川花火大会

イベント文化観光須賀川市

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    須賀川の夜空を彩る尺玉
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    多くの来場者でにぎわう観覧席
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    橋本市長とカウントダウンする子どもたち

 4年ぶりに通常開催した第42回須賀川市釈迦堂川花火大会は26日、尺玉連発や音楽創作花火など夜空に打ち上げられた1万発を県内外から来場した多くの観覧客が歓声とともに見上げ、光と音の共演に魅了された。
 釈迦堂川花火大会は県内最大級の花火大会として広く知られ、コロナ禍の3年間は名称変更や規模縮小、打ち上げ場所変更など様々な感染拡大対策を図ったうえで継続してきた。
 今年は通常開催を受け、開催前に有料観覧席が完売するほどの注目を集め、当日も打ち上げ場所となった市民スポーツ広場周辺エリアには多くの観覧者が時間前から足を運んだ。
 駅前などの露店通りはかき氷やチョコバナナなどを買い求める長蛇の列ができ、人だかりに前進も後退も難しくなるほど混雑を極める時間帯もあった。
 花火大会本番前には一般社団法人TERASメンバー6人が4年ぶりの通常再開を祝って、釈迦堂川河川敷で手筒花火を初めて披露し、豪快に立ち上る火花に観覧者からも拍手と歓声が上がった。
 いわせ悠久まつりでおなじみの唐笠行灯花火、長寿や妻への感謝、プロポーズなど様々な思いが込められたメモリアル花火も12発打ち上げられた。
 実行委員長の橋本克也市長は集まった来場者に「皆さんお久しぶりです。実に4年ぶりの開催となりました」と笑顔で呼びかけ、「私たちの未来を元気を明るいものにしていくために花火大会があります。地元花火師の匠の技と関係者、協賛者、ご来場いただいた皆さんのご協力で今日の花火大会が完成いたします。存分に熱い夜を楽しみ記憶に残る大会となることを願っています」とあいさつし、地元新栄町こども育成会の子どもたち16人と一緒に元気いっぱいのカウントダウンを披露した。
 約90分の大パノラマショーは「新たな幕開け」「絢爛豪華な花々」「凛と咲く花たち」「彩の未来へ」の全4章構成で、1万発の花火に様々な夢や希望、願いが込められた。
 音楽創作花火やナイヤガラ瀑布、全国の花火師が競演する尺玉連発、市内中高生の歌声などに合わせた花火など多彩な華々が夜空を彩り須賀川の元気を広く発信した。
 翌27日早朝は市建設業者協議会、須賀川二中、地元町内会・行政区など市民有志約1200人が協力して、大会会場を中心にボランティア清掃に汗を流した。

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