須賀川地方広域消防組合は救急の日(9月9日)、救急医療週間(5日~11日)に合わせて街頭PR活動など展開し、救急業務の普及啓発などを広く呼びかける。特に今年は救急出場件数が過去最多だった昨年をさらに上回っており、少しでも多くの命を救うため、救急車の適正利用など一人ひとりのより適切な行動が求められている。
「救急の日」と「救急医療週間」は、救急医療と救急業務に対する国民の正しい理解と認識を深め、救急医療関係者の意識高揚を図るため、毎年全国各地で啓発活動などを行っている。
同組合管内の救急出場件数は27日現在で3961件、昨年同期より367件増加している。
市町村別にみると須賀川市が2249件(前年同期比308件増)、鏡石町337件(同35件減)、天栄村166件(同10件減)、石川郡内は計1208件(同109件増)となっている。
須賀川消防署は10日午前10時から、イオンタウン須賀川で救急車両を展示するほか、応急手当に関する展示や啓発用チラシ・グッズを買い物客に配布し、救急医療の適正受診の重要性などに理解を求める。またウルトラFMでの広報活動も行う。
鏡石分署は9日午前10時半から、イオンスーパーセンター鏡石店で救急車両の展示、応急手当実技体験、PR動画の放映、119映像通報システムデモンストレーション、啓発チラシ・グッズの配布などを予定している。
長沼分署は2日にショッピングパークアスク、3日に道の駅季の里てんえいで街頭PRを行い、車両展示や記念写真撮影、啓発資料の配布などを行う。また19日には村消防団を対象とした救命入門コースを開く。
このほか各自治体の公式LINEや広報紙を通じた情報発信、電光掲示板、のぼり旗の設置等で救急車の適正利用などを呼びかける。