遊水地整備に理解示す 鏡石一小で出前講座

子ども教育講座鏡石町

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    模型を見ながら遊水地に理解を深める児童たち

 福島河川国道事務所の出前講座「阿武隈川緊急治水対策プロジェクト~遊水地の整備について~」は30日、鏡石一小で開かれ、町内に造成する遊水地の意義や役割、流域治水の考え方などについて、職員がスライド資料や模型などで示しながら説明した。
 同事務所では河川や砂防、道路などについて出前講座を実施しているが、今回は町の未来を担う子どもたちに遊水地を説明するため実施した。
 4年生101人が参加し、タブレット端末に配布した資料をもとに職員が阿武隈川の概要や洪水の仕組み、令和元年の東日本台風における被害などを解説した。
 また鏡石町が遊水地の場所に選ばれた理由として、堤防から水があふれたとき、水が溜まりやすい地形であることなどを説明し、遊水地で被害が軽減できる理由もわかりやすく伝えた。
 児童たちは模型や動画を通じて理解を深め、町の未来や防災について想像力を高めていた。
 なお出前講座は9月4日、鏡石二小でも開かれる。