新十両の高橋関
須賀川市仁井田出身で大相撲秋場所から市内初の関取として土俵に上がる新十両の高橋関(24)=本名高橋優太、二所ノ関部屋=を地元が一体となって支援・激励するため、市や商工業、農業、金融、まちづくり、スポーツなど各団体が「高橋関須賀川後援会」を設立する。設立総会は8日午後2時半から、市役所市政経営会議室で開かれる。
1日の定例会見で橋本克也市長が説明した。
後援会は関取となった高橋関が横綱を目指し、今後ますます精進できるよう支援・激励する。
設立時の構成団体は須賀川市、須賀川商工会議所、夢みなみ農業協同組合、岩瀬商工会、長沼商工会、大東商工会、須賀川信用金庫、こぷろ須賀川、須賀川青年会議所、市スポーツ振興協会の10団体を予定している。
高橋関は10日から始まる大相撲秋場所(9月場所、両国国技館)に西十両12枚目として15日間の戦いに臨む。
右四つと寄りを得意とする土俵での勇ましい姿と、柔和でファンにも丁寧に対応する優しい姿を合わせ持ち、多くの相撲愛好者から注目を集めている。
昨年4月から元横綱・稀勢の里が親方を務める二所ノ関部屋に入門し、序ノ口、序二段で立て続けに優勝、これまで全場所で勝ち越すなど活躍し、破竹の勢いで昇進した。前相撲からわずか8場所での十両昇進は年6場所制となった昭和33年以降、歴代7位のスピード出世を果たした。
高橋関は「いずれ三役、横綱となって須賀川に戻り、恩返しをすることが一番の目標」と述べており、今後もさらなる活躍が期待される。
後援会設立後は市民への入会呼びかけのほか、市をあげて応援する場所ごとのツアー企画、市役所1階みんなのスクエアやtetteでの全日程パブリックビューイングなども実施に向けて準備を進めている。