1年生を対象に開かれた喫煙防止教室
須賀川市の中学生喫煙防止教室は4日、須賀川三中1年生92人を対象に同校で開かれ、心身に及ぼす影響を改めて理解した。
思春期における発達や喫煙の心身への影響について正しく認識し、自己の健康管理はもとより、社会全体の健康保持増進に寄与する能力を身に付けることが目的。
須藤瑞穂校長が「世界保健機構(WHO)で5月31日を世界禁煙デーと決め、喫煙しないことが社会習慣となっています。自分自身で健康づくりを考える時間にしてほしいと思います」とあいさつした。
講師に慈山会医学研究所付属坪井病院の安藤真弘副院長を迎え、「タバコはなぜ体に悪いのか」と題してプロジェクターを使い説明した。
日本の死因別の推移、世界の喫煙率、タバコの起源、タバコの3大有害物質の一酸化炭素、タール、ニコチンなどの害になる説明やリスクが高くなること、煙からも有害物質が発生し体に及ぼす影響、万病のもとになることを分かりやすく解説した。
なぜタバコを吸うかの動機なども紹介され、生徒らは健康保持の重要性などに理解を深めていた。