21日から秋の全国交通安全運動 20日出動式

交通天栄村警察鏡石町須賀川市

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 「反射材『ここにいるよ!』のメッセージ」をスローガンに掲げ、交通ルール・マナーの徹底により交通事故防止を図る「秋の全国交通安全運動」は21日から30日まで10日間、全国で実施される。須賀川・岩瀬地区では交通関係団体が前日の20日午後3時からブルースタジアムで出動式を行い、福島テレビの熊谷七海アナウンサーを一日警察官に任命するなど、様々な企画で交通安全の機運を高める。
 広く国民に交通安全思想の普及・浸透を図り、交通ルールの遵守と正しい交通マナーの実践を習慣付けるとともに、国民自身による道路交通環境の改善に向けた取り組みを推進することにより、交通事故防止の徹底を図ることが目的。
 重点目標に①子どもと高齢者をはじめとする歩行者の安全確保②夕暮れ時と夜間の交通事故防止及び飲酒運転等の根絶③自転車等のヘルメット着用と交通ルール遵守の徹底―3点を掲げる。
 管内では初日の出動式実施後、メガステージ須賀川で買い物客らに啓発資料など配布する街頭キャンペーンを実施する。アトラクションは「救命法・AEDの使い方」を実演する。
 また須賀川地区安全管理者協会、安全運転管理須賀川事業主会は運動期間中と準備期間中に加盟約220事業所を役員が訪問し、交通事故防止の啓発活動を行う。
 運動期間中、歩行者の安全を確保するため、道路横断時に横断歩道を渡ること、横断時は手を挙げるなど運転者に横断する意思を明確に伝えるよう呼びかける。
 また地域全体に対し、子どもや高齢者を見かけたら積極的に保護、誘導行動をすること、子どもの手本となるような正しい交通ルール・マナーを実践することなど協力を求める。
 運転者には早めのライト点灯や横断歩道での歩行者優先の徹底、全席シートベルトの着用、「飲酒運転を許さない社会環境」の醸成など地域ぐるみでの取り組みを呼びかける。
 特に飲酒運転は7月末現在、県内で36件の事故が発生し、前年同期より1・7倍に増加している。飲酒運転による死亡事故も4件発生しており、撲滅が求められる。
 自転車は「安全利用五則」(①車道が原則、左側を通行②交差点では信号と一時停止を守って安全確認③夜間はライトを点灯④飲酒運転は禁止⑤ヘルメット着用)を厳守する。

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