「高橋関須賀川後援会」役員たち
須賀川市出身で大相撲秋場所から本市初の十両昇進を決めた、高橋関(24)=本名・高橋優太、二所ノ関部屋=を地元須賀川からも応援するため、「高橋関須賀川後援会」が8日発足した。設立総会が市役所で開かれ、初代会長に橋本克也市長が就いた。
後援会は市初の関取力士の高橋関を支援・激励するとともに、大相撲を通じた市のPR、会員相互の交流、国技相撲の普及促進を図るとともに、「郷土に誇りを持てる魅力ある地域づくりの推進」を目指すべく、市、須賀川商工会議所、JA夢みなみ、岩瀬、長沼、大東各商工会、須賀川信用金庫、こぷろ須賀川、須賀川青年会議所、市スポーツ振興協会で設立した。
発起人を代表して橋本市長は「市初の関取誕生の快挙に多くの市民に感動と勇気をもらい、改めて高橋関の日頃のたゆまぬ努力に敬意を表します。大相撲という勝負の世界で挑戦する高橋関が横綱を目指し、今後ますます精進できますようご協力をお願いします」とあいさつした。
今後は後援会として市ホームページやチラシなどを通して市民や企業などから後援会メンバーの加入を呼びかけ、10日から始まった秋場所に合わせてtetteなどで大相撲中継をパブリックビューイングする。十両の土俵入りは午後2時10分頃、取り組みは同35分頃から始まる。
役員は次の通り。
▽会長=橋本克也
▽副会長=菊地大介、佐々木一成、糸井一郎、若杉繁雄、吉田大二、伊藤平男
▽幹事=須田勝浩、佐久間貴士、丸山重一、大槻次男、吉田有希、佐藤広、古川英二、竹下幸恵
▽監事=小林智、西間木正行
▽事務局長=丸山正名
市民が初日白星を喜ぶ パブリックビューイング
高橋関の白星に喜ぶ市民たち
須賀川市出身の新十両西十両12枚目の高橋関は10日、大相撲秋場所で初日を迎え、tetteで高橋関の取り組みを生中継するパブリックビューイングが始まり、20人を超える市民が地元出身力士の初日に熱い視線を送った。
高橋関は同学年の輝鵬=東十両13枚目=を押し出しで制した。両力士は中学校から大学まで全国大会などでぶつかり合ってきた因縁の相手で、学生時代は輝鵬の方がやや優勢だった。
褐返(かちかえし)色の締め込みで、十両として初めて土俵に上がった高橋関は精悍な表情で臨んだ。
一度の仕切り直しの後、勢いよく下から突き上げようとする輝鵬の攻めをしっかりと受け切り、すきを見て抱え込むと土俵際まで押し、小手に振って相手の体勢を崩し、そのまま押し出した。
高橋関の落ち着いた立ち合いに、市民らは強く手を握りしめながら勝利を願い、力強い一番からの初白星に拍手と歓声が上がった。
tetteのパブリックビューイングは千秋楽を迎える24日まで、十両土俵入りの午後2時10分ごろから毎日実施を予定している。