金町通りに戻ってきたねぶた・ねぷた ハネトたちが長沼まつりを盛り上げる
須賀川市長沼地域の秋を代表する一大イベントの第37回長沼まつりは9日、目抜き通りの金町通りに会場を4年ぶりに戻して開かれ、久しぶりの通常開催に県内外から多くのファンが足を運びにぎわった。
昭和60年に地元を活気づける手作りイベントを地元若者や有志らが企画し、私たちのねぶた愛好会や地元小中高校、町内会らが巨大ねぶた・ねぷたを手作りして金町通りを練り歩いた。
近年は地元で活動するフラダンスや日本舞踊団体、よさこいチームらも出演し会場を盛り上げている。
浜通りに甚大な被害をもたらした台風の影響もなく、金町通りは朝から熱気に包まれていた。
第1部はJOYダンスクラブ、プアリリア、地元の百花繚乱、一夜舘、IWAっSE美翔連絆、鏡踊爛會がフラダンスやよさこい踊りを披露した。
出陣式は戸田修一実行委員長、橋本克也市長、参加団体代表らがマイクを握り、「4年ぶりに金町通りに祭りが戻ってきました。大いに盛り上がっていきましょう」と会場のボルテージが一気に最高潮まで達した。
奥州須賀川松明太鼓保存会の演奏に続いて、踊り流しの部は花柳流華純会、長沼やまゆり会、華乃会ら、上木之崎子どもみこし会が金町通りを練り歩いた。
長沼まつりのメーンにあたるねぶた・ねぷたの部は長沼小と長沼東小の金魚ねぶた、須賀川創英館高の不動明王、長沼中は源頼光の酒呑童子退治、私たちのねぶた愛好会の平将門、矢田野ねぷた愛好会の巨大ねぷたが金町通りいっぱいに広がった。
踊り手の「ハネト」たちは「ラッセラー、ラッセラー」の掛け声と踊り、衣装に着けた鈴の音色とともに会場を大いに盛り上げた。
沿道両側の家屋は窓を全開にしてまつりの熱気を楽しみ、多くのアマチュアカメラマンらもねぶた・ねぷたやハネトに熱心にカメラを向けていた。
長沼まつりに関する写真コンテストは10月4日まで作品を募集している。詳しくはコンテストホームページまで。