救急車適切利用など呼びかけ 「救急医療週間」で街頭PR マモタンらも参加で人気

イベント天栄村消防鏡石町須賀川市

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    子どもたちに大人気の「マモタン」
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    買い物客らにAEDなどの利用方法の説明

 須賀川地方広域消防組合は「救急の日」と「救急医療週間」に合わせて、9日と10日、各地の大型ショッピングセンターの協力を得て街頭PR活動を展開し、救急車の適切利用や救急医療について各種体験を提供した。
 このうち須賀川消防署は10日にイオンタウン須賀川で、同署鏡石分署は9日にスーパーイオンセンター鏡石店の協力で街頭PRを行った。
 須賀川消防署は消防組合イメージキャラクター「マモタン」が来場し、子どもたちや家族連れを中心に「救急車の適正利用」への理解を求めた。
 署員は各専門店街入り口に分かれ、救急車が来るまでに用意しておくと便利なもの、到着した救急車に伝えるべきことなどを分かりやすくまとめたチラシ、水分を含むと膨らむ固形タオルなどを配った。
 救急車を呼ぶ場合(意識・呼吸がない、胸が圧迫されるような痛み、突然の激しい頭痛など)は迷わずに「119」すること、判断に迷う場合は「#7119」や子ども救急電話相談「#8000」などを利用してほしいとも呼びかけた。
 「マモタン」とのふれあいコーナーのほか、救急車の内部設備、訓練用AEDなども展示して買い物客らも興味津々の様子で説明を聞いていた。
 須賀川消防署鏡石分署は店内で心肺蘇生法とAED体験、最新式の「オートショックAED(訓練用)」体験、スマートフォンでの「Live119映像通報システム」のPR,駐車場では消防車や救急車の展示を行った。
 心肺蘇生法は訓練用の人形を使って、胸骨圧迫や適切なAEDの使い方などを体験し、全国的に普及する可能性があるオートショックAEDについても利用方法などを紹介した。
 また当地方消防組合では、119通報者のスマートフォンなどから災害現場や救急患者の状況を撮影・送信できる映像通報システムを7月から導入したことから、万が一に備えた的確な対応に役立ててほしいとも呼びかけられた。
 街頭PRには鏡石町公式キャラクター「牧場のあーさー♪」もゲスト参加して人気を集めていた。