日常の困りごとを手助け 三柏工業でシニア向け新サービス

シニア福祉須賀川市

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    様々な困りごとに対応するスタッフ

 須賀川市大町の三柏工業(菊地一樹社長)は新しい地域貢献を目指し、シニア世代の様々な困りごとに力を貸す「まごころサポート」を開始した。
 「まごころサポート」は東京都のMIKAWAYA21が全国で展開するシニア向けの困りごとや要望の手助け事業。
 三柏工業はこのフランチャイズに加盟し、今年8月から本格的にサービスを開始した。
 手助けの内容は電球の交換や窓拭きなどシニア世代だと危険性の高い高所の作業、スマートフォンやテレビなど慣れていないと難しい家電の設置や設定、使い方のアドバイス、重い家具の移動、買い物代行、ゴミ出し、話し相手など多岐にわたる。
 相談者はシニア世代ばかりでなく、東京にいる子どもから「元気に暮らしているか様子を確かめてほしい」といったものも寄せられているという。
 オーナー兼実務責任者の菊地静子さんと実務責任者の熊田梨沙さんは「お客様から『助かる』『ありがとう』の声をいただくことが多く、むしろこちらが元気をいただいています」と笑顔で語る。
 また多忙なケアマネージャーのサポートにもつながるとして、今後連携を深めていきたいと意気込む。
 「ご高齢の一人暮らしやシニア世代のみの世帯が増えると、日常のことに困りごとにご自身では対応しきれず子どものもとに身を寄せたり、施設に入所したりなど、住み慣れた地域を離れる選択を迫られる人が増える可能性があります。そうした中で、私たちの支援サービスで安全や安心を手助けし、地域を離れずに済むようにできればと思います。そのためにも、多くの人の『良き隣人』であることを目指しています」と菊地さん。
 ゴミ出し等のちょっとした困りごとは「かんたんサポート」として15分500円、リフォームや本格的なクリーニングなどは「プロサポート」として内容に応じた料金が発生する。
 まずは気軽な相談を呼びかけている。
 問い合わせはまごころサポート郡山須賀川ユアーズハウス店(℡0120-979-141 )まで。