ロボットでの収穫を体験する児童たち
須賀川二小3年生の社会科見学は12日、郷土の産業を学ぶため、JA夢みなみのきゅうりん館と、タネセンターのエフシードラボを見学し、キュウリを自動的に選別する最新型選果機や、ICT技術で自動調整される栽培環境など学び、さらにロボットでの収穫も体験した。
58人が2班に分かれ、各施設を見学した。このうちエフシードラボでは橋本克美社長が施設の概要を説明し、先端技術で省力化して収益を増やすことにより、キュウリ産地としての須賀川を守りたいという思いを伝えた。
また施設内は無農薬で栽培するため、キュウリに有害な生き物の天敵であるカメムシをわざと放飼していることや、雌花と雄花の違いなどを説明した。
その後、児童たちはハウス内を自由に見学し、ツル下ろし栽培の理由や設置された道具の使い方などスタッフから教わっていた。
中でも同施設で稼働している収穫ロボットの試作機は人気を集め、タブレットを使って自動収穫させる操作などを試し、子どもたちは目を輝かせて農業への印象を新たにしていた。