協力して調理を進める団員たち
天栄村赤十字奉仕団の炊き出し訓練は27日、村老人福祉センターで行われ、団員21人が役割分担しながら力を合わせ、被災地で適切な支援活動ができる対応力を高めた。
大規模災害が日本中で毎年のように発生する中、実践的な訓練を経験していざというときに活躍するため、毎年実施している。
開始前に鈴木たみ子委員長は「今日は雨天となったが、被災時は天候が悪い場合もあるため良いチャンスだと思って取り組んでほしい。周りを見ながら自分にできることを考えて行動してもらいたい」とあいさつした。
団員たちは野菜を切り分けたり、バーナーをセットしたりなど手分けをして作業を進めた。また川の水しか使用できない想定で、湯せんで米を炊く「アイラップ」を使った調理など行い、サバ缶を使ったカレーライスとあずきかぼちゃを完成させた。
出来上がった料理をその場で試食し、団員同士の交流も深めていた。