高齢者インフルエンザ予防接種 10月1日から65歳以上に助成開始 鏡石町・天栄村は子どもと妊婦も対象

医療天栄村鏡石町須賀川市

 今年度の高齢者インフルエンザの予防接種は10月1日からスタートし12月30日まで指定医療機関で受けられる。65歳以上対象の助成制度として須賀川市と鏡石町は自己負担1000円、天栄村は無料で接種を受けられるため、活用を呼びかけている。
 鏡石町と天栄村はさらに独自の一部助成を実施し、満1歳以上12歳以下を1人2回まで1回1000円、13歳以上18歳以下(高校3年生相当)を1人1回まで1回1000円、妊婦を1人1回まで3000円で受けられる。
 なおワクチンは任意接種のため法律上の義務はなく、効果や副反応を理解した上でかかりつけ医に相談し、接種の検討をしてほしいとしている。
 高齢者対象(満65歳以上、もしくは60歳以上64歳以下で身体障がい者手帳・内部障がい1級程度を有する人)は県内の指定医療機関であればどこでも受けられる。2回目以降は全額自己負担となる。
 子どもと妊婦は、須賀川・岩瀬管内の指定医療機関で受ける場合は申請が不要で、対象機関は須賀川市内36カ所、鏡石町内6カ所、天栄村内3カ所。予約の有無や接種対象者の制限は医療機関によって異なるため、事前の確認が求められる。
 インフルエンザは例年、12月から3月が流行のシーズンとなる。しかし今年は季節外れの流行がみられ、県中保健所管内でもある程度の感染が確認されているほか、県内ではいわき市などで流行が拡大している。
 今後、本格的な流行シーズンを迎えることで、コロナ禍前を上回る感染拡大も懸念されており、ワクチン接種をはじめとする基本的な感染対策を講じることが求められる。
 流行のピークは例年1月から2月にかけてで、予防接種の効果は2週間後程度で現れるとされる。そのため、10月上旬から12月中旬頃までに接種を終えることが望ましいと考えられている。
 問い合わせ先は須賀川市が健康づくり課(℡ 0248-88-8122 )、鏡石町が健康環境課(℡ 0248-62-2115 )、天栄村がへるすぴあ(℡ 0248-82-3800 )まで。