福島労働局長賞を受ける受賞者 地区大会の表彰式
県労働基準協会の産業安全衛生大会は5日、市文化センターで10年ぶりに開かれ、優れた事業所や個人を表彰し、大会宣言として諸課題に積極的に取り組み、安全衛生水準の一層の向上と働きやすい職場環境の形成に努めることを誓った。
各事業所、労働災害防止団体、行政等関係者が一堂に会し、労働災害防止や労働衛生の改善のため決意を新たにし、労働安全衛生活動を向上させるため毎年開いている。
関係者約350人が出席し、厚生労働大臣表彰を披露したほか、福島労働局長賞、県労働基準協会長賞を授与した(須賀川地区の受賞者は既報)。
日下部達県労働基準協会長は「10月は1日から7日まで全国労働衛生週間でもあり、本大会を契機に従業員の健康確保に最大限の努力をお願いしたい」とあいさつした。
井口真嘉福島労働局長らが来賓祝辞を述べ、特別講演会は精神科医で相愛大、高野山大、龍谷大客員教授の名越康文医師が「心の健康~前向きに暮らすためのヒント~」を講話した。
県大会に先立ち須賀川労働基準協会の地区産業安全衛生大会が開かれ、優良事業場と功績者を表彰した(受賞者は既報)。
大塚会長は「今年度は5カ年続く第14次労働災害防止計画の初年度であり、当協会としても一層の取り組みを強化したい。本大会は、事業活動の基本である安全衛生活動の実態を評価し、見直す機会でもあり、再スタートのきっかけとなることを願う」とあいさつした。
伊藤達夫署長は「改めて労働災害防止、健康確保対策に固い決意を持って取り組み、各事業所がより魅力あるものとなることを期待する」と述べた。