テープカットで開館を祝う関係者たち 開館したほがらかん
鏡石町東町に新設した町健康福祉センター(愛称ほがらかん)は10日に開館し、子どもから高齢者まであらゆる町民の健やかで、朗らかな暮らしに寄り添う新たな施設のスタートを関係者らが祝った。
同センターは町内の保健機能を担う町健康環境課、福祉こども課と、現在は分散している社会福祉協議会、地域包括支援センター、シルバー人材センター、生活自立サポートセンター県中事務所を集約し、機能更新や住民サービス・利便性の向上と効率的な施設運用を図る。
さらに福祉避難所や防災備蓄倉庫、シャワー室などを備えることで災害時は防災拠点としても活用する。
敷地面積は1万4866平方㍍、鉄骨造り3階建て。
設計はふくしま市町村支援機構、施工は渡辺建設が担った。
ロゴマークは町内在住の絵本作家菊地清さんが手掛けた。
初日は関係者85人が集い、テープカットや記念式典で開館を祝った。
木賊正男町長は「我が町の健康福祉のシンボルとなるこの施設の開館を契機に、町民の健康な笑顔が集う場所となることを望んで止まない。この施設は町民の健康と幸せの実現のための手段の一つであり、多くの皆さんに利用してほしい」と式辞を述べた。
菊地勝弘福祉こども課長が施設・事業概要を説明し、角田真美町議会議長と地元選出の国会議員、県議会議員らが祝辞を述べた。
式典終了後は次々と町民がセンターに足を運び、オレンジカフェあーさー♪(町認知症カフェ)が開かれたり、親子がキッズスペースを楽しむ姿もみられた。