本町歌舞伎屋台を見学 新潟県上越市の大手町小6年生たち


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    分解収蔵されたパーツの説明を聞く児童たち

 新潟県上越市の大手町小6年生ら約50人は10日、昨年5月に須賀川市指定有形民俗文化財指定を受けた本町歌舞伎屋台と関連資料を見学学習した。
 児童らは「まつり」をテーマに、見学・参加・祭りを作る活動を通して、祭りの意味や伝統が継承されることについて、2泊3日の宿泊学習で二本松市と須賀川市を訪れた。
 9日は二本松伝統の提灯祭りを見学し、10日は本町歌舞伎屋台を見学し、須賀川絵幟吉野家を訪問した。
 須賀川市での学習会は、市文化振興課学芸員の宮澤里奈さんが、きうり天王祭や松明あかしを紹介、令和2年度に本町町内会や同町屋台保存会、日大工学部建築学科住環境計画研究室が協力して屋台復元の調査研究や再建を手がけた記録映像を観賞した。
 近藤次雄保存会長らの案内で五月雨地内の歌舞伎屋台部品を保存する倉庫を見学し、明治33年に再建した彫刻(獅子に牡丹、龍、鶴に松など)や全国的にも珍しい回転舞台などについても詳しく説明を聞いた。