挙署一体で事件事故未然防止 須賀川署初のS・U・S・P


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    地域の安全・安心を守るため出動する署員たち
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    ヘルメット着用など呼びかける署員

 須賀川署のウルトラセーフティープロジェクト(S・U・S・P)は10日から12月9日まで、挙署一体の体制で事件事故の未然防止を図る。初日は出動式を行い、赤松正広署長が「これから年末に向けて事件・事故が多発する恐れがあるが、須賀川署の総力を挙げ未然防止へ誠心誠意努めてほしい」と訓示した。
 秋の全国交通安全運動が9月末に終了し、年末年始の事件事故防止活動が始まる12月10日までの間、社会情勢の変化による治安上の間隙、空白を生じさせないため初めて実施する。
 また11月2日告示、12日投開票で行われる県議会議員選挙のほか、円谷幸吉メモリアルマラソン大会、松明あかしなど様々な行事・イベントも控える中、11日から20日まで実施する全国地域安全運動などとも合わせて取り組みを一層強化する。
 出動式には署員約30人と交通機動隊、県警本部地域企画課の職務質問指導官も参加し、車両点検で万全の状態を確認した後、亀田治男生活安全課長が出動申告し、白バイやパトカーが市内の巡視に繰り出した。
 11日には須賀川駅前で自転車利用者を対象に街頭広報活動を行い、ツーロックなどの自転車盗難被害防止や、ヘルメットの着用を呼びかけた。
 今後もなりすまし詐欺の被害防止や少年の非行防止、ポリスメールの登録促進などの街頭広報を予定している。
 交通事故防止に関して、11月から本格的に始まる「PM4ライトオン運動」などの広報に力を入れる。
 さらに効果的な交通取り締まりの実施などで飲酒運転撲滅や事故防止につなげる。