ブルートラックに生まれ変わる鳥見山陸上競技場
鏡石町の鳥見山陸上競技場は今月下旬から日本陸上競技連盟・第4種L(ライト)の要件を満たす改修工事に着手し、年度内を目処に全天候ブルートラックとしてリニューアルする。工事に伴い来年3月25日まで一般利用はできなくなる。
同競技場はふくしま国体に合わせ平成6年4月に完成し、来年で30周年を迎える。400㍍8レーンのトラックと天然芝のインフィールドを持ち、地域の陸上大会をはじめ各種イベントや中高生の練習場などに活用されている。
長年の使用に伴い、トラックのウレタンが摩耗・劣化し、特に雨天時は滑りやすくなるなど課題が生じていたため、オープン以来初となる大型改修に踏み切った。
工事は白河市の三金興業が2億4970万円で請け負う。改修によりトラックのウレタンを舗装し直す。雨天でも滑りにくくなるだけでなく、ランナーにとってより走りやすくなるため、好記録を出しやすくなるという。
また青色のトラックは集中力の向上や涼し気なイメージを与える効果があるとされ、近年多くの競技場が採用している。
このほかインフィールドの天然芝も全面的に張り替える。
工事中に日本陸連が確認し、リニューアル後すぐに公認が受けられるよう進める。
これまで同競技場の大会記録は参考記録だったが、認められれば公認記録として扱われる。
なお工事に伴い11月5日の鏡石駅伝・ロードレース大会はコースを例年と一部変更して実施するほか、ふくしま駅伝にも一部影響が出る見込み。