初めての香道を楽しむ参加者たち
風流のはじめ館開館3周年記念、第3回すかがわ大人塾「志野流香道 香りをたのしむ」は14日、市内外から15人が参加して同館で開かれ、初めての文化・香道に親しみ、無限に広がる香りの世界を楽しんだ。
香道は日本文化を代表する茶道や華道とともに日本三大芸道の一つとされる歴史と伝統を誇る。
志野流香道は奥州白河出身で足利幕府6代から8代まで仕えた同朋衆志野宗信を流祖とし、500年の歴史と伝統は今も脈々と受け継がれている。
講師に志野流香道師範の藤田宗直さんと弟子ら6人を迎えた。
香道では香りをかぐことを「聞く」と独特の表現を使うなどの基本的な事項の説明を聞き、月をテーマにした香木「月見香」を聞きあてる組香を体験した。
2種の香木を順番に聞きあて、その順番によって十五夜、待宵、水上月、夕月夜など、どんな月の情景が浮かび上がるのか想像をふくらませた。