「感謝の気持ちで頑張ります」 須賀川アカデミックマーチングバンド 東北大会出場を市長報告


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    全国出場を目指す児童たち

 第41回県マーチングフェスティバルで優秀賞に選ばれ、東北大会出場を決めた須賀川アカデミックマーチングバンドの代表者らは26日、市役所を訪れ橋本克也市長に意気込みなど語った。
 同団体は須賀川一小の特設部が昨年度で廃止されたことに伴いスポーツ少年団として設立した。
 現在は須賀川一小だけでなく、須賀川二、阿武隈、大東、仁井田の計5校の1年生から6年生まで計28人が所属し、東北大会が近づいたことで通常週2回の練習を3回に増やしたり、外部講師を多く迎えるなどして、目標である全国大会出場に向け技術を磨いている。
 今年は「WeLoveマーチング!ア・ビーミング・スマイル(輝く笑顔)」をテーマに、「イエスタディ」や「ヘイ・ジュード」などビートルズの名曲4曲を演奏・演技する。
 報告は鈴木あやの部長(須賀川一6年)、数澤由芽副部長(同)、壁谷あかり副部長(同5年)、吉田すずさん(大東1年)と、有我靖子代表、永瀬洋子総括指導者、橋本亨子副指揮者が訪れた。
 鈴木部長たちはそれぞれの担当パートを紹介し「地域移行後初めての東北大会なので、良いスタートができるよう全力で頑張ります」「いつも応援してくださる人たちへの感謝の気持ちで頑張ります」など意気込みを発表した。
 橋本市長は「特設部時代から受け継ぐ感謝の伝統は素晴らしい。東北大会の良い結果を期待している」と激励した。
 東北大会は11月3、4の両日、宮城県利府町で行われる。
 活動資金の支援を募るため27日午後11時までクラウドファンディング(https://readyfor.jp/projects/sukagawamarching?sns_share_token=)を実施しており、同日午前9時現在で127人が計121万5000円を寄せ、目標額の100万円を達成している。有我代表によると、「ウェブでの手続きが難しいから」と直接支援を申し出る地域住民もあったという。「何よりご支援とともにいただいた熱い応援メッセージがありがたく、子どもたちも喜んでいます」と感謝を述べ、「県大会で多くの人前で演奏・演技する経験を経て、子どもたちの練習に対する意識が変わり、今では鳥肌が立つほど上手になりました。現団体として初の全国大会へ子どもたちと頑張っていきます」と力を込めた。