街頭募金活動を行う市赤十字奉仕団
須賀川市社会福祉協議会の創立70周年を記念した第3回服部ケサ賞に市赤十字奉仕団が選ばれた。8日に市文化センターで開かれる記念式典・社会福祉大会の席上で表彰する。このほか溝井正男前市社協会長ら40人・10団体に感謝状を贈り、福祉作文コンクールの表彰も行う。
服部ケサ賞は社会福祉の先駆者としての服部女医の偉大な功績をたたえ、その精神を長く継承するため20年前の創立50周年以降、10年ごとに実施している。市内の社会福祉活動の功績が顕著な個人・団体をたたえ、社会福祉の醸成と意識の高揚を図る。
市赤十字奉仕団は昭和63年11月、27人で結成した市ボランティアサークルを母体に、平成元年5月に設立した。17年4月には3市町村の合併により団体としてさらに拡大し、現在は林美枝子委員長を先頭に会員167人が各種ボランティア活動に汗を流している。
近年は特に東日本大震災で市内が被災した際は、炊き出しなど積極的な奉仕活動を展開し、被災者の心の拠り所の一つとなった。また避難者と心を通わせる交流も長年にわたり継続した。
その後も地元の災害発生時はもとより、国内外で災害や戦禍に苦しむ人たちの力となるべく、街頭募金やチャリティーバザーなどを行い、団体の枠を越えながら社会福祉の向上に貢献した。
式典は石井正廣会長が式辞を述べ、表彰状などを贈るほか、須田由利子理事が大会宣言を朗読する。
また記念講演は午後3時5分から、須賀川市(旧岩瀬村)出身の落語家・桂幸丸さんを講師に迎え、「笑う門には福祉来たる」をテーマに講話する。入場無料で誰でも聴講できる。
そのほか市内福祉事業所による手作り工芸品や野菜などの販売もある。
そのほかの受賞者は紙面のみ掲載している。