学芸員の解説に聞き入る参加者たち
須賀川市立博物館の秋季企画展「文字の力」に合わせたギャラリートークは28日に開かれ、同館学芸員が資料の時代背景や書かれた文字の内容などを解説した。
企画展は12月3日まで開いており、石や土器、紙などに書かれた各時代の文化や歴史、人々の思いや営みの一端に触れる「文字」に関する資料約70点が並んでいる。
学芸員は文字が書かれている紙の違いにも注目し、展示資料のうち「芭蕉・曽良・等躬三子三筆詩箋」は当時非常に高級な紙を使用しており、それだけ相楽等躬の思い入れが強かったことが推測されるなどを紹介した。
参加者たちは資料の新しい読み解き方に感心しながら、文字に込められた思いや時代に想像をめぐらせていた。
開館時間は午前9時から午後5時まで。
また会期中はより多くの人に足を運んでもらえるよう、毎週金曜日と土曜日は午後7時まで開館する。
問い合わせは同館(℡ 0248-75-3239 )まで。