須賀川地方広域消防組合は秋季全国火災予防運動期間に合わせ、街頭啓発活動や高齢者世帯の防火訪問などのほか、プロジェクションマッピングを使った広報、中学生の防災行政無線、商店等でのレシート印字といった取り組みにより、住宅用火災警報器の設置率向上や身の回りの火災予防の見直しなど呼びかけ、火災予防思想の普及と啓発を図る。
今年度の秋季全国火災予防運動は9日から15日までの7日間で、全国統一防火標語に「火を消して 不安を消して つなぐ未来」を掲げて展開する。
重点目標は①住宅防火対策②乾燥時及び強風時の火災発生防止対策③放火火災防止対策④特定防火対象等における防火安全対策⑤製品火災の発生防止に向けた取り組み⑥多数の人が集合する催しに対する火災予防指導等―6項目の推進と徹底を挙げ、各消防組合・署、関係機関が火災予防活動の推進を図る。
主な取り組みとして、須賀川消防署は12日午前9時半から、メガステージ須賀川で街頭PRを行う。住警器相談窓口を設けるほか、人気キャラクターのマモタンもやってくる。
プロジェクションマッピングを使った広報は運動期間中の午後6時から、消防署東側壁面に防火に関するPR動画を上映し、国道4号線を移動中の人に注意を促す。
鏡石分署は5日の鏡石駅伝・ロードレース大会で街頭PRを実施したほか、期間中の午後6時55分から町の防災行政無線で中学生の防火広報を放送する。
長沼分署と湯本分遣所も街頭PRや文化祭での発表などで防火、住警器設置などを促した。
また各署とも一人暮らし高齢者世帯等の防火訪問、横断幕等の掲示、防火対象物および危険物施設などへの立入検査等を実施する。
さらに防災協会等の協力を得て、スーパーやゴルフ場などで発行するレシートに「大切な命を守る住宅用火災警報器を設置しましょう」など印字し、防火意識向上を図る。