本番に向け運搬訓練 須賀川一中の本松明行列


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    校庭で運搬訓練する生徒たち

 松明あかしを目前に控え、今年度の本松明行列に中学校で唯一参加する須賀川一中は8日、校庭で運搬訓練を行い、安全を確認しながら本番に向け士気を高めた。
 今年度も複数の中学校が本松明を五老山に立てるが、行列参加校は同校のみ。
 松明あかし当日の11日、同校は午後2時から上北町集会所前を出発し、全校生239人が本松明の担ぎ手だけでなく、提灯、横断幕、自作絵のぼり、のぼり旗を掲げるなど役割分担し、五老山に向けて練り歩く。
 本番同様に伝統の法被を身につけた生徒たちは本松明を担いで校庭を周回し、周囲との息の合わせ方などを学んだ。
 また教職員も生徒の安全を守るため、注意点などを確認した。
 本松明の上に乗り、生徒を鼓舞する滝口鈴音生徒会長は「高さによる怖さより、みんなに支えられて本松明を運んでいくうれしさが大きいです。ケガが絶対にないよう気をつけ、須賀川一中の伝統でもある松明あかしを盛り上げたいです」と笑顔で語った。