住警器の設置など映像で呼びかける新たな試み
須賀川消防署は秋季全国火災予防運動の9日から15日まで、消防署東側壁面にPR映像を投影するプロジェクションマッピングを実施し、国道4号線を移動する人に住宅用火災警報器の正しい設置を呼びかけている。
これまで各季の運動では桃太郎旗などでPRしてきたが、夜間には目立たないという課題があった。より広く防火意識の高揚を図るため、県外の事例を参考に、庁舎の立地を活かした新たな試みをスタートした。担当者によると県内でも初めての取り組みだという。
映像は運転者の妨げにならないよう、15秒間で3コマの画像が切り替わる。火災予防運動の実施を知らせるほか、当地区で課題となっている住警器の普及啓発を図るため、組合マスコットキャラクターのマモタンを活用しながら設置と日常的な点検を呼びかける。
同署ではこのほか、従来どおりの桃太郎旗の設置や市役所、須賀川駅入り口交差点等でのデジタルサイネージによるPR、避難行動要支援者の防火訪問など行っている。また12日午前9時半から、メガステージ須賀川で街頭PRを実施し、住警器相談窓口を設けるほか、マモタンのきぐるみもやってくる。