ライアンさんらに畳の材料など説明する久保木専務
須賀川市仲の町の久保木畳店(畳ビレッジ)は14日、ワシントンDCでミシュラン二つ星等のレストランを運営するJontオーナーシェフのライアン・ラティーノさんら訪日団を受け入れ、日本の伝統文化である畳の魅力をアピールした。
全米最年少で二つ星、世界最年少で複数のミシュランレストランを運営するライアンさんは昨年東北を訪れた縁で、今回は会社のチームを引き連れて東北を巡り、食に関する情報を集めている。
久保木畳店では久保木史朗専務が英語で畳の作り方や材料などを説明した。畳が天然のイグサで出来ていると説明すると「神秘的だ」などの感想が聞かれ、同店で製造する畳のスマホ置きをレストランで使用したいと早速注文していた。
ライアンさんは「久保木畳店は15代も続く一方、この畳ビレッジはとてもモダンで面白く、進化を続けてきたことがわかる。畳は日本の伝統であるが、アメリカにとっては新しく魅力的だ」と絶賛した。
久保木専務は「思いを込めてスマホ置きを選んでもらいうれしく感じる。現在ニューヨークを中心としたアメリカや中国、フランスなど21カ国に製品を輸出しているが、直接当社を見てくれた彼らが自国で情報発信し、畳文化が広がれば」と期待を込める。