「江戸」「京都」の二大潮流が共演 2月6日から雛人形展 須賀川市立博物館


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    次郎左衛門雛(さいたま市岩槻人形博物館所蔵)

 須賀川市立博物館の企画展「雛人形展」は2月6日から3月10日まで30日間、約300点の資料が並ぶ。今年はさいたま市岩槻人形博物館の協力による特別展示「人形の美 京の雅」として京都の次郎左衛門雛など貴重な8点の資料を展示し、須賀川に残る「江戸」の人形との対比などを楽しめる。
 同館は開館以来、市民から寄贈されたひな人形を展示する「雛がいる博物館」の愛称で親しまれており、雛人形・節句人形と関連資料の収蔵点数は1000点を超え、県内随一となる規模のコレクションを誇る。
 須賀川に雛人形が多く残るのは、奥州道を通じた江戸との交流が活発だったことが要因であり、同館の資料は江戸時代における人形の二大潮流の一つである「江戸」の物が主流となる。
 今回はもう一方の潮流の「京都」を特別展示することで、江戸時代の人形文化をより深く感じられるよう企画した。
 例として次郎左衛門雛は京都の人形師が創始したもので、絵巻物に描かれるような丸顔と小さな口、細い目などが特徴となる。
 京都の人形はほかにも、服などの装飾が江戸の物より現実に忠実であったり、公家文化などに由来する由緒を重んじる傾向があるという。
 会期中の催しとして、学芸員が資料を解説するギャラリートークは2月24日午前11時からと、3月1日午後2時から開く。予約は不要で観覧券のみで参加できる。
 「ミニ手まりストラップを作ろう」は2月10日と3月2日の午前10時から、伝統的な手芸に挑戦する。参加費100円。
 イベント「博物館のひな祭り」は3月3日、特別な写真撮影コーナーやミニゲームなど楽しめる。当日は入館無料。
 なお商工会議所女性部のつるし雛も展示し、同時期に地域で行われるイベント「雛(ひゝな)の笑顔に会えるまち」と合わせて楽しめるよう工夫を凝らす。
 観覧料は大人200円、大学・高校生100円、中学生以下、65歳以上、障がい者は無料。
 開館時間は午前9時から午後5時まで。
 問い合わせは博物館(℡ 0248-75-3239 )まで。

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