さらなる飛躍予感させる音楽 tette5周年記念事業 NAOTOさんコンサート


  • 画像
    美しいメロディを響かせるNAOTOさん

 須賀川市民交流センターtetteの5周年を記念したバイオリニストNAOTOさんによるコンサート「Thank You for your smile」は19日に開かれ、「人を結び、まちをつなぎ、情報を発信する場の創造」の拠点施設として、6年目のさらなる飛躍を予感させる美しくも楽しい音楽を来場者約150人が体感した。
 同施設は東日本大震災で甚大な被害を受けた中心市街地の再生、活性化のため、中学生から高齢者まで延べ約700人が参加したワークショップでの意見など取り入れながら、「市民文化復興のシンボル」、「中心市街地活性化の中心施設」として2019年1月11日にオープンした。5年間の来場者数は約270万人に上る。
 コンサート冒頭で須田勝浩センター長は施設の歩みなど振り返り、「これからも多くの人に愛される施設を目指していく」とあいさつした。
 NAOTOさんは満員の客席から寄せられる大きな拍手とともに登場し、オリジナル曲「想」と「希望のうた」を披露した。「想」は震災の中でたくましく生きる市内の児童生徒への思いを曲にしたものであり、「希望のうた」は須賀川一小への応援ソングとして書かれたもの。
 そのため客席にはこれまでの思い出を振り返ってか、涙をにじませながら鑑賞する姿もみられた。
 NAOTOさんは5周年の祝福を述べ、「『希望のうた』は療養中だった大黒摩季さんに作詞をお願いしたが、大黒さんとはそれ以来、やり取りのたびに須賀川のことを話している」など紹介した。また市の観光牡丹大使であり、震災以降、中学生の芸術鑑賞教室で毎年須賀川を訪れるなど交流を続けることについて、「きっかけは震災という悲しいことではあったけれど、それによって悪いことばかりではなく、前に向かうこともある。人間は生きるしかない。だから(前に向かうための)一緒に手伝いができたらという思いで交流を続けてきた」と語った。
 クラシック曲の愛の喜びやチャルダッシュなどのほか、バンド編成によるtetteテーマソング「Thank You for your smile」など演奏し、会場は感動に包まれていた。

とっておき情報募集