俳優紺野美沙子さんが講話「人間は奇跡そのもの、生きなければなりません」 須賀川市男女共同参画講演会


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 須賀川市、市女性団体連絡協議会の男女共同参画講演会は28日、約140人が参加して市文化センター小ホールで開かれた。
 橋本克也市長が「すかがわ男女共同参画プラン21第3次計画に基づき、関係機関と連携を図り、ジェンダー平等や人権意識の向上に取り組んでまいりますので、多様性を認め合う社会の実現にご理解と協力をお願いします」とあいさつ。
 講師に俳優の紺野美沙子さんを迎え、「多様性社会をともに生きるために~俳優、国連親善大使、母親としての経験から~」と題して講話した。
 紺野さんは、祖父が須賀川出身で戦時中食料難の時に食料を調達してもらったと紹介した。
 また横綱審議委員を務めており、二所ノ関親方(旧・稀勢の里)から白熊(旧・高橋)という四股名を聞いたこと、白熊の早口言葉を作ったなどの話題で会場を盛り上げた。「相撲は古い伝統文化を大切にしている」と述べ、「国内の武道も柔道は国際化を選び、剣道は日本伝統を守ったが、どちらかがいいのではなく、(それぞれが)日本らしさで良いと思う」と多様なあり方の一例として挙げた。
 LGBTQや性的嗜好、海外で実感した民族や宗教の違い、俳優や国連親善大使、母親としての経験と持論を述べ、「人間には好き嫌いがあり、大人から子どもに差別的なことは言わない方が良い。違っていることも理解しようとする気持ちが大事」とした。
 最後に井上ひさしさんの「きらめく星座より」を朗読し、「人間は奇跡そのもの、生きなければなりません」と述べ、会場からは大きな拍手が送られた。
 紺野さんは1980年慶応義塾大学在学中にNHK連続テレビ小説「虹を織る」のヒロイン役で人気を博す。テレビ、映画、舞台で活躍する一方、1998年国連開発計画親善大使の任命を受け、国際協力の分野でも活躍中。2010年秋から「紺野美沙子の朗読座」を主宰。NHKFM「音楽遊覧飛行」案内役担当している。

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